【浜松市】マンション維持費、管理費・修繕積立金はいくら見ておく?相談先3つも紹介

マンションの価格ばかり見ていると、購入したあとに続く管理費や修繕積立金のことは、つい後回しになりやすいものです。物件情報の価格欄は目に入っても、その下に小さく書かれた毎月の費用まではじっくり見ていない、という方も多いのではないでしょうか。

地域情報メディア『ハママツノオト』でエリア担当をしているマッシュです。浜松市内で物件を探すとき、わたしはまず毎月続く支出から数字を並べる順番で考えるようにしています。

この記事では、毎月かかる費用、年単位で考える費用、将来変わる可能性がある費用を分けて、浜松市で購入を考える方が家計に落とし込みやすい形で整理していきます。

目次

ローン以外に続く費用の全体像

住宅ローンの返済額は毎月いくらか、事前にかなり細かく計算する方が多いと思います。ところが、管理費や修繕積立金まで含めた総額で見ている方は案外少ないんですよね。

マンションの維持費は大きく三つに分けられます。毎月払う管理費と修繕積立金、駐車場を使うなら駐車場代、そして年単位でやってくる固定資産税や保険料です。

この三つを最初にざっくり分けておくと、あとで物件ごとの数字を当てはめるだけで済みます。ここは先に整理しておくと、物件を見比べるときに焦らなくて済みます。

管理費で確認しておきたい範囲

管理費は、共用部分の清掃や設備の点検、管理会社への委託費など、日常の維持にかかるお金です。国土交通省の「マンション総合調査」では、一戸当たりの管理費の平均は月額1万1503円という結果が出ています(出典)。ただし専有面積や設備の充実度によって差が大きく、この数字はあくまで目安です。

見落としやすいのが、管理費に何が含まれているかです。エレベーターの保守、共用照明の電気代、管理員の人件費など、物件によって範囲が違います。同じ「管理費一万円」でも内訳はまったく別ものなんですよね。

物件のパンフレットだけでは、この内訳まで分からないことが多いです。管理規約や管理委託契約書を見せてもらえるか、仲介の担当者に確認しておくと安心です。

修繕積立金の見方と将来の変化

修繕積立金は、外壁や屋上防水、給排水管など、大規模修繕のために積み立てるお金です。管理費とは目的がまったく違います。

国土交通省の「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」では、地上20階未満の建物で建築延床面積一平方メートルあたり月額170円から430円程度が計画期間全体の平均額とされています(出典)。この数字に専有面積を掛けると、おおまかな月額のイメージがつかめます。

正直に言うと、ここが一番見落としやすいところだと感じています。多くのマンションは「段階増額積立方式」を採用していて、購入時の金額のまま将来も変わらないとは限りません。国交省のガイドラインでも、段階的に積立額を引き上げていく方式が前提として示されています(出典)。

マッシュ

今の金額のまま続くとは思わないほうが安心です

自分で資料を読み解くのが難しいと感じたら、専門家に相談する窓口を使う手もあります。浜松市内で実際に利用できる相談先を三つ紹介します。

浜松市 分譲マンション無料相談会

浜松市が実施する無料相談会で、静岡県マンション管理士会の管理士が相談員として対応します。

静岡県マンション管理士会 浜松事務所

マンションの管理や修繕積立金について、電話で相談できる窓口です。

ホームインスペクション東海

浜松市中区を拠点に、中古マンションの状態を住宅診断士が調査してくれます。

浜松市が実施する分譲マンションの無料相談会では、静岡県マンション管理士会の管理士が長期修繕計画の見直し方や見積書の妥当性について相談に応じています。料金は無料で、浜松市役所などを会場に開催されており、申込期間内にファクスやメール、インターネットから申し込む形です(出典)。開催日時や定員は回によって変わるため、浜松市住宅課の公式サイトで最新の告知を確認してください。

静岡県マンション管理士会には浜松事務所があり、電話053-472-1370でマンション管理に関する相談を受け付けています(出典)。購入前の個別物件について、修繕積立金の考え方を電話で聞けるのは心強いところです。

ホームインスペクション東海は浜松市中区中山町を拠点に、中古マンションの室内や設備、外壁の状態を住宅診断士が調査するサービスです(出典)。基本パックは税抜五万五千円からで、バルコニーなど専有部の確認や外壁の確認を追加できます。静岡県浜松市を中心に磐田市や袋井市など近隣にも対応しています。

駐車場代を家計に入れる考え方

浜松市は車での移動が中心になる場面が多い街です。買い物や通勤で毎日車を使うなら、駐車場代は住まいの費用として最初から数字に入れておきたいところです。

浜松市内の中古マンションの物件情報を見てみると、敷地内駐車場が数千円から一万円台の物件、敷地外の月極を別途契約する物件など、扱いはさまざまです(出典)。空き待ちが出ている物件もあるので、車を持つ予定なら駐車場の状況は早めに聞いておくと無理がありません。

  • 敷地内か敷地外か
  • 空き状況と順番待ちの有無
  • 2台目を持つ場合の料金

気になる物件でも、駐車場が分かりにくいと家族に説明しづらいものです。停める場所まで含めて確認できると、暮らしのイメージがぐっと具体的になります。

固定資産税など年単位の費用

固定資産税は、土地と建物それぞれの評価額に税率を掛けて算出されます。建物部分は経年によって評価額が下がっていく仕組みになっています(出典)。

この記事では個別の税額を算定することはできません。物件ごとの評価額や税率は毎年変わる可能性があるため、必ず公式な情報で確認する必要があります。

浜松市内の固定資産税については、浜松市役所財務部資産税課で評価証明書の交付や名寄帳の閲覧ができます(出典)。購入を検討している物件があれば、仲介会社を通じて課税明細書を見せてもらうか、資産税課へ直接問い合わせておくと確実です。

火災保険など定期的にかかる支出

マンションでも火災保険への加入は必要です。専有部分の建物や家財を対象にした保険で、多くの場合ローンを組む際に加入を求められます。

保険料は構造や築年数、補償内容によって差が出ます。地震保険を付けるかどうかでも金額は変わってきます。まとまった金額を数年ごとに払う契約が多いので、毎月の家計とは別枠で見ておくと分かりやすいです。

更新のタイミングを忘れていて焦った、という話も周りで聞くことがあります。契約年数と次回の更新時期は、どこかにメモしておくと安心です。

築年数と修繕計画のつながり方

中古マンションを見ていると、築年数が近くても修繕積立金の金額がかなり違う物件があります。これは長期修繕計画の内容や、これまでの積立状況によるものです。

見た目の新しさより、これから必要になる修繕にきちんと備えられているかどうかで見るほうが、後で困りにくいと感じています。外壁がきれいでも、積立金が計画より足りていない物件もあるからです。

STEP
長期修繕計画を見せてもらう

直近の大規模修繕がいつで、次がいつ予定されているかを確認します。

STEP
積立金の残高を確認する

計画に対して積立金が十分にたまっているかを見ます。

STEP
一時金の予定を聞く

過去に一時金を集めた実績があるかも合わせて聞いておきます。

この三つは、パンフレットだけでは分からない部分です。仲介会社に頼めば、管理組合が保管している資料を見せてもらえる場合が多いので、遠慮せず聞いてみてください。

将来値上がりしやすい費用の傾向

修繕積立金は、大規模修繕のたびに見直されることがあります。建築資材や人件費が上がっている時期は、想定より増額になるケースも出ています。

今の金額だけで将来の負担を判断しないことが、後悔を減らす一番の近道だと思います。管理組合の総会議事録があれば、過去に積立金を上げた経緯が分かります。

駐車場代も、機械式から平置きへの変更や設備の更新で料金が変わることがあります。管理費についても、委託先の見直しで数百円単位で動くことはあるようです。

公式資料で確認しておきたいこと

不動産会社の広告には、管理費や修繕積立金の現在の金額しか載っていないことがほとんどです。将来の増額予定までは書かれていません。

固定資産税については、浜松市役所財務部資産税課で評価証明書を取れば、実際の評価額を確認できます。物件が決まる前でも、資産税課に一般的な仕組みを問い合わせることは可能です。

維持費でよくある見落としの場面

よく迷うのが、ローン返済額と維持費を一つの数字として見てしまうことです。ローンの返済計画表には管理費や修繕積立金は含まれていません。

わたしも最初はそうでした。物件価格と返済額だけで比べていて、あとから管理費や駐車場代を足して、想定より重く感じたことがあります。数字を並べる順番を間違えていたんですよね。

比較するときは、ローン返済額に管理費、修繕積立金、駐車場代を全部足した「毎月の総支出」で見るようにすると、物件同士の比較がしやすくなります。

維持費の確認が向かない場面

この記事で紹介した内容は、あくまで維持費を見積もる際の考え方の整理です。個別の資金計画や、ローンをどう組むかといった投資的な判断には向きません。

実際の金額は物件ごとにまったく違います。ここに書いた相場の数字は目安として使い、最終的な判断は物件ごとの資料と公式な確認をもとに進めてください。

最後にわたしからの一言

もし今、気になっている物件があるなら、今週末にでも管理費と修繕積立金の内訳を仲介の担当者に聞いてみるところから始めてみてください。

数字を並べてみると、思っていたより負担が軽く感じることもあれば、逆に見直しが必要だと分かることもあります。どちらにしても、早めに知っておいたほうが後の安心につながると感じています。

浜松市の暮らしに合う一軒を、無理のない形で見つけられる時間になったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ハママツノオト」編集長・マッシュ

浜松市在住のマッシュです。地域情報メディア『ハママツノオト』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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