浜松市で外国人雇用の助成金を調べるなら|雇用と助成は別で考える

浜松市で外国人材の採用を考えて助成金を調べてみると、採用支援や職場環境の整備、在留資格の手続きまで一緒に出てきて、どこから見ればいいのか迷いますよね。

地域情報メディア『ハママツノオト』でエリア担当をしているマッシュです。仕事柄、制度のページを何本も並べて読み比べることが多く、まず何が別物かを分けてから細部を見るようにしています。

この記事では、外国人雇用と助成金を分けて考えるところから、在留資格の確認、国と静岡県と浜松市の支援の違い、相談先までを順番に整理します。

目次

外国人雇用と助成金を分けて考える

先に結論を言うと、外国人を雇用しただけで自動的にもらえる助成金は基本的にありません。助成金の多くは、雇用のあとに何か取り組みを行った企業へ支給される仕組みです。

採用支援、職場環境の整備、在留資格の手続きは、それぞれ管轄も条件も別のものです。ここを一緒くたにしたまま調べると、後で条件が合わないと分かって困ることになります。

マッシュ

まず何が別物かを分けてから見ています

在留資格をどう確認しておくか

助成金より先に見ておきたいのが、その方が働ける在留資格を持っているかどうかです。技能実習、特定技能、技術・人文知識・国際業務など、資格ごとに従事できる業務が違います。

在留カードやパスポートの提示を受けて確認するのが基本の流れです。就労できる資格かどうかの最終判断は、事業者だけで決めず、出入国在留管理庁の情報や窓口で確かめる前提で動くのが安心です。

特定技能の場合は、在留資格認定証明書交付申請など、雇用契約とは別の申請が必要になります。この手続きは資格の種類ごとに変わる仕組みなんですよね。

雇用そのものに関わる助成制度

雇用に関わる制度として、まず知っておきたいのが外国人雇用状況の届出です。これは助成金ではなく、外国人を雇用するすべての事業主に課された義務にあたります。

雇用保険の被保険者になる方は資格取得届で、ならない方は外国人雇用状況届出書で届け出ます。届出を怠ると三十万円以下の罰金の対象になるため、雇用の初日から意識しておきたい手続きです(厚生労働省)。

職場環境整備にかかる支援制度

雇用そのものではなく、雇ったあとの職場づくりに使えるのが人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)という国の制度です。

雇用労務責任者の選任や就業規則の多言語化などを新たに行い、就労環境整備計画の認定を受けた事業主が対象です。制度導入ごとに支給され、上限は八十万円となっています(厚生労働省)。

対象になる取り組み例

雇用労務責任者の選任、就業規則等の多言語化に加え、苦情相談体制の整備や一時帰国休暇制度の整備などから選んで実施します。

この制度は離職率の要件など細かな条件も定められているため、申請前に厚生労働省の最新パンフレットで金額や様式を確認することが欠かせません。

国と静岡県と浜松市の支援を分ける

見落としやすいのが、国、静岡県、浜松市それぞれに似たような支援があり、対象や中身が別だという点です。同じ言葉で呼ばれていても、出どころが違えば条件も違います。

静岡県は外国人材受入相談窓口や、県内企業向けの受入体制整備支援を用意しています。浜松市は高度外国人材や介護人材の住宅確保、定着支援を対象にした補助金を独自に設けています。

  • 国:雇用に関わる届出、就労環境整備の助成金
  • 静岡県:受入相談窓口、体制整備の研修支援
  • 浜松市:住宅確保と定着支援にかかる補助金

浜松市の補助金は、高度専門職や技術・人文知識・国際業務、介護など対象となる在留資格が決まっています。技能実習や特定技能はこの補助金の対象に含まれていません(浜松市)。

採用前に確認しておきたい手続き

採用が決まる前の段階で確認しておきたいのは、対象者の在留資格が予定している業務に合っているかどうかです。ここを後回しにすると、採用そのものが成立しなくなります。

STEP
在留資格と業務内容の確認

在留カードで資格の種類を確かめ、任せたい業務がその資格で認められているか確認します。

STEP
利用したい助成制度の要件確認

雇用予定の在留資格や雇用期間が、検討している助成制度の対象条件に合うか確認します。

STEP
窓口への事前相談

ハローワークや県、市の相談窓口へ、採用予定の内容を伝えて事前に相談しておきます。

この順番を飛ばして採用を先に進めてしまうと、あとから制度の対象外だと分かって計画を組み直すことになりかねません。

雇用したあとに必要になる届出

採用が決まったあとも手続きは続きます。外国人雇用状況の届出は、雇用保険の対象になるかどうかで提出先の様式と期限が変わる仕組みです。

雇用保険の被保険者になる方は資格取得届を、翌月十日までにハローワークへ提出します。ならない方も、翌月末日までに届出書の提出が必要です(厚生労働省)。

相談窓口を探すときに見る場所

正直に言うと、制度のページだけを読み比べていても、自分の会社のケースに当てはまるかは分かりにくい部分が残ります。ここは窓口へ直接聞くほうが早いことが多いです。

ハローワーク浜松には外国人コーナーがあり、外国人の職業相談や雇用保険の手続きに対応しています。静岡労働局の外国人労働相談窓口も、雇用に関する相談先として利用できます。

浜松市内の事業所は、浜松国際交流協会でも多文化共生に関する助言を受けられます。窓口ごとに得意分野が違うので、聞きたい内容に合わせて選ぶと話が早く進みます。

窓口主な相談内容
ハローワーク浜松外国人コーナー外国人の職業相談、雇用保険手続き
静岡労働局外国人労働相談窓口雇用に関する労働相談
浜松国際交流協会多文化共生分野の助言、定着支援

公式情報をどう確認しておくか

制度の名称や金額は年度ごとに見直されることがあります。今回紹介した内容も、申請前に必ず最新の公式ページで確認してから動くようにしてください。

浜松市の補助金は市の国際課、国の助成金は厚生労働省や最寄りのハローワーク、静岡県の支援事業は県の産業政策課が窓口です。確認先を国、県、市で分けて考えると、調べ直しの手間が減ります

制度の内容を思い違えやすい場面

よく迷うのが、技能実習や特定技能を同じ枠の制度だと考えてしまうケースです。在留資格ごとに従事できる業務も手続きも別で、同じ助成金の対象になるとは限りません。

助成金を使うことを前提に採用計画を組んでしまうのも、立ち止まりたい場面です。要件を満たせず不支給になった例も見てきたので、まず雇用そのものを固めてから制度を検討する順番をすすめています。

制度の利用が向かない雇用形態

短期のアルバイトや、雇用期間が短い契約を考えている場合、多くの助成金や補助金の対象条件に合わないことがあります。無理に当てはめようとせず、別の採用方法を検討する選択肢も残しておきたいところです。

制度の対象にならないからといって、採用そのものを諦める必要はありません。助成金なしで進める採用計画も、十分に現実的な選択のひとつです。

最後にわたしから伝えたいこと

今日の一歩としておすすめしたいのは、まず自社が採用したい在留資格を紙に書き出してみることです。頭の中だけで考えるより、書き出したほうが整理しやすくなります。

わたし自身、制度のページを何本も並べて読んだときに、書き出しておいてよかったと感じたことがあります。手元にメモが残っていると、窓口で相談するときも話がスムーズに進むんですよね。

今週末にでも、候補の在留資格と気になる制度をメモに残しておくと、来週の相談がぐっと楽になるはずです。少しでも肩の力が抜ける準備になったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ハママツノオト」編集長・マッシュ

浜松市在住のマッシュです。地域情報メディア『ハママツノオト』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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