小学校に上がると、放課後をどこで過ごすかが家庭の大きな話題になります。市の放課後児童会と民間学童、名前は似ていても中身の違いが分かりにくいんですよね。
『ハママツノオト』のエリア担当ライター、マッシュです。わたしは店を選ぶときも車で行きやすいかを先に見るほうで、学童でもつい夕方の迎えの道から考えてしまいます。
この記事では、公的な放課後児童会との違いを押さえたうえで、利用時間、送迎、長期休暇、料金、募集時期の順にお話しします。浜松市内の民間学童も三つ、例として載せました。
民間学童と放課後児童会の違い
まず押さえておきたいのは、浜松市の放課後児童会は市が開設し、民間の事業者が運営する公的な学童だという点です。小学校区ごとに置かれていて、預け先を自由に選ぶ仕組みではありません。
| 項目 | 放課後児童会 | 民間学童 |
|---|---|---|
| 開設と運営 | 浜松市が開設し民間事業者が運営 | 民間事業者が場所を用意して運営 |
| 利用先 | 原則として通う小学校区の児童会 | 受け入れる小学校区は施設ごとに異なる |
| 対象 | 保護者の就労などで放課後に家にいない1年生から6年生 | 対象学年や条件は施設ごとの案内による |
| 時間と料金 | 市が定めた開所時間と基本料 | 施設ごとに異なる |
民間学童には、市の基準を満たして補助を受ける「民間放課後児童会」と、それ以外の民間の学童保育があります。わたしも最初はこの区別がつきませんでした。同じ民間でも成り立ちは一つではない、ということ。
閉まる時間と延長の有無を見る
放課後児童会の開所時間は、平日が学校の終業時から18時30分まで、土曜日と長期休業日は8時~18時30分と案内されています。お盆と年末年始は休所。延長利用の案内は、市の情報では見当たりませんでした。
民間学童は施設ごとに時間が違い、市の子育て情報サイトに載る施設には19時まで開けているところもありました。延長に別料金がかかるかどうかは、施設に聞かないと分からない部分です。
帰りが18時30分を過ぎる日が月に何回あるか、先に数えておくと話が早い。わが家でも、夕方の予定を話すとまずそこで手が止まります。
送迎サービスは範囲と曜日を確認
送迎があると聞くと、それだけで気持ちが少し楽になりますよね。ただ、学校から施設までの送迎は、学校がある日だけという案内も見かけます。
迷いやすいのが、送迎の範囲です。対象の小学校が決まっている施設もあれば、一部の地域だけという施設もあります。長期休暇の朝、家から施設まで誰が連れて行くのかは、また別の話。
夏休みなど長期休暇の過ごし方
長期休暇は、朝から夕方までの一日預かりになります。放課後児童会は8時に開所し、8月は平日の基本料が月額10,000円に上がる仕組み。民間学童では、休暇中だけ料金表が別になっているところもありました。
夏休みの朝は、通勤の車に送りの車が重なり、ふだんと道の混み方が違うと感じています。朝の開始時刻と出勤時刻の差だけでも見ておくと安心です。
利用料と追加費用の内訳を見る
放課後児童会の基本料は、平日が月額8,000円、8月は10,000円、土曜日は1日700円です。これとは別に、おやつ代や保険料などの会費を運営事業者に払います。会費の額は児童会ごとに違う。
- 基本の利用料
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月額か、週の回数ごとか、1日単位かで計算が違います。
- 入会金や登録料
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最初だけ別にかかる施設があります。
- おやつ代や保険料
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利用料に含まれるか、別払いかは施設によります。
- 延長や送迎の料金
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使った分だけ加算される形かどうかで、月の合計が違ってきます。
- 長期休暇の料金
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夏休みなどは平日と別の料金になる施設もあります。
見落としやすいのが、月の途中で入ったときの扱いです。放課後児童会は、平日の基本料が日割りにならないと案内されています。民間学童でも初月は入会金や教材費が重なることがあるので、最初の月だけは多めに見ておくくらいがちょうどいい。
放課後児童会には、きょうだいの同時利用や経済的な事情による減免制度もあります。年度ごとの申請なので、該当しそうなら市の案内を先に読んでおくと慌てずに済みます。
習い事付きもある浜松市内の民間学童
ここからは、浜松市内で見つけた民間学童を三つ、例として紹介します。並べた順番に意味はなく、合うかどうかは家ごとに違うはず。
- 施設名
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SHAOOL Smile School(シャオール スマイルスクール)は、知育玩具メーカーの株式会社シャオールが運営する民間学童です。
- 特徴
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平日は下校時~19時、春休みと夏休みと冬休みは7時30分~19時まで預かりがあります。
- 送迎
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積志・初生・中郡・有玉・内野などの小学校へ、スタッフが車で迎えに行く案内です。
- 料金目安
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市の子育て情報サイトでは平日1日1,650円からで、最低月額21,120円、入会金11,000円と載っています。
- アクセス
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中央区半田山1-13-5にあり、土日祝とお盆、年末年始は休みです。
- 公式サイト
- 施設名
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学童保育チャレンジキッズは、株式会社0to1が運営する民間放課後児童会で、定員は40人と載っています。
- 特徴
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平日は13時~19時、長期休暇は8時~19時で、週の利用回数ごとに料金が決まります。
- 送迎
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学校がある日に送迎があり、積志・有玉・大瀬・中郡・与進小学校などが対象校に挙がっています。
- 料金目安
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平日は週1回で月額6,600円から、長期休暇は週1回で月額9,900円からで、入会金は11,000円です。
- アクセス
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中央区大瀬町27-99にあり、遠州鉄道さぎの宮駅から歩いて5分、駐車場ありと案内されています。
- 公式サイト
- 施設名
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ダイヤモンドクラブプラスは、子ども英会話のダイヤモンドクラブが手がける英語と学童を組み合わせた施設です。
- 特徴
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学童の時間に、外国人講師と日本人講師による英語のレッスンや工作などの活動が入ります。
- 送迎
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平日は専用車で学校へ迎えに行き、長期休暇中は自宅まで迎えに行く案内です。
- 料金目安
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通年の料金は公式サイトに載っておらず、入会説明会や問い合わせで案内される形です。
- アクセス
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中央区(旧南区)にあり、送迎は施設から半径5キロ以内で、対象校は公式サイトに載っています。
- 公式サイト
料金や対象校は、市の子育て情報サイトと各施設の公式サイトに載っていた内容です。三つ目のような英語付きの学童は、習い事の分が料金にどう入っているかを分けて聞くと話が早いと感じています。
並べてみると、送迎の対象校も閉まる時間も施設ごとにばらばらでした。わたしなら、家から迎えに行く道を思い浮かべながら、まず一か所だけ電話してみると思います。今の募集状況は、そこで聞いてみるのがいちばん確か。
募集時期と定員は早めに知っておく
放課後児童会は年度ごとの利用で、毎年の申し込みが必要です。定員を超えると市の基準による選考になり、入れなかった場合は待機登録という形。例年の流れでは、ちょうど今の時期に4月からの受付が始まります。
9月ごろまでに、通う小学校区の放課後児童会を確認します。
10月から11月に、就学時健康診断や各児童会で申込書が配られます。
11月から12月に、就労証明書などをそえて希望の児童会へ提出します。
12月から1月に選考があり、2月ごろに児童会から結果が届きます。
民間学童の募集時期は施設ごとに違い、空きも時期や曜日で違うはずです。サイトに募集中とあっても、学年によっては受け付けていないこともありそう。電話で聞くほうが早いですよ。
迎えに行く道と駐車場のとめやすさ
施設の場所を見るとき、わたしが最初に気にするのは迎えの時間帯の道です。18時ごろは帰宅の車が増え、地図では近くても右折しにくい交差点が一つあるだけで時間がかかります。料金より先に、毎日の迎えが無理なく続くかを見ておきたいところ。
マッシュ迎えの時間に一度走ってみると、地図だけでは分からないことがありますよ
以前、気になった施設の前を通ったとき、道が細く、車をとめられそうな場所が数台分しかなくて一度考え込みました。迎えが重なる時間に、ここへ車を寄せられるのか。
そこが分からないままだと、わたしはどうしても決めにくい。施設に駐車場の台数と、迎えの車をどこにとめる決まりかを聞いておくと、毎日の迎えも思い浮かべやすくなります。
公式情報と施設への問い合わせ方
放課後児童会の制度や料金は、浜松市の公式サイトと、市の子育て情報サイト「ぴっぴ」で確かめられます。入会や選考は希望する児童会へ、減免などの制度は市の学校・地域連携課へという分け方。
民間学童は、サイトの料金表が最新とは限りません。問い合わせの前に、聞きたいことを紙に書いて手元に置いておくと話がそれにくいです。
- 受け入れている小学校と学年
- 希望する曜日に今、空きがあるか
- 平日と長期休暇の開所時間
- 延長の有無と、延長したときの料金
- 送迎の範囲と、送迎がある曜日
- 入会金やおやつ代など別にかかる費用
- 駐車場の台数と迎えの車のとめ方
電話の最後に料金表をもらえるか聞いておくと、家で見返すときに助かる。帰ってから家族と同じ紙を見て話せるのは、思った以上に楽でした。
学童を比べるときに起きやすい失敗
月の利用料だけを見て決め、延長や長期休暇の分であとから合計が膨らむ、という話はときどき耳にします。もう一つは、送迎があると思って申し込んだら、自宅のある地域が範囲外だったというケース。
放課後児童会の結果を待ってから民間学童を探し始めると、希望の曜日が埋まっていることもあるかもしれません。両方を同じ時期に並べて見ておくほうが、あとで慌てずに済むと感じています。
民間学童が合わないかもしれない家庭
民間学童は便利な面が多い一方で、どの家庭にも合うとは限りません。学区の放課後児童会で時間が足り、送迎や夕食まで必要ないなら、そちらで無理がない場合もあります。
毎月の利用料を続けて払えるか、迷う家庭もあると思います。市の子育て情報サイトでは、地域の会員同士で預かりを助け合うファミリー・サポート・センターとの併用も紹介されています。一つに決めきらなくてもいい、というのがわたしの感覚。
放課後の預け先で迷っている方へ
放課後の預け先は、調べるほど情報が増えて、かえって決めにくくなるものです。わたしなら、家から近い施設を一つだけ選んで、迎えの時間に前の道を通ってみるところから始めます。
料金や時間は電話で聞けますが、道の混み方や車のとめやすさは、行ってみないと分からない部分です。毎日のことだからこそ、行きやすさは後回しにしにくいと感じています。
今週末の買い物のついでに、気になる施設の前を夕方に一度通ってみるのはいかがでしょう。駐車場や道の様子を紙に一行書いておくだけで、問い合わせで聞くことも自然と浮かぶもの。迎えの場面が浮かぶだけで、気持ちが少し軽くなるとわたしは感じています。気負わずに、一度通ってみてくださいね。













