施設によって内容がかなり違うのに、名前はどこも「デイサービス」でまとまっている。調べ始めると、最初にそこで迷う方が多いと思います。介護保険の手続きが終わらないうちから施設を選ばないといけない気がして、焦ってしまうことも。
浜松市在住のライター、マッシュです。地域情報メディア『ハママツノオト』でエリアの情報を書いています。わたしも身内の介護について調べたことがあり、最初は「通所介護」という言葉の意味から分からなくて、少し立ち止まった経験があります。
この記事では、種類の違い、介護保険との関わり、浜松市内の実在施設3つ、見学前に見ておきたい点を順番に整理します。公式情報の確認方法も後半でまとめています。
デイサービスが担っている役割と使われ方
デイサービスは、施設に通いながら入浴・食事・機能訓練などのサービスを受ける通所型の介護サービスです。在宅生活を続けながら、日中だけ利用する形が基本。
家族にとっては、介護の負担が一時的に軽くなる時間にもなります。利用する本人の生活リズムを整える効果もあり、週に何回通うかはケアプランの中で決めることになります。
通所介護と機能訓練中心の施設の違い
迷いやすいのが、一般的な通所介護と、機能訓練を中心に置いた施設の違いです。どちらも「デイサービス」という名前で紹介されることが多く、見た目には区別がつきにくいことがあります。
- 通所介護(一般型)
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入浴・食事・レクリエーションが中心。日中の生活支援として使われることが多い。
- 機能訓練中心型
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個別の訓練プログラムを重視。歩行や日常動作の維持・改善を目的とした施設が多い。
- 地域密着型通所介護
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定員18人以下の小規模施設。浜松市内に住む人だけが利用対象になる。
- 認知症対応型通所介護
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認知症と診断されている方を対象とした専門の通所施設。小規模で個別対応が基本。
何を重視したいかによって、合う施設の種類が変わります。まず「入浴や食事が中心か、リハビリ中心か」を家族で確認しておくと、候補を絞りやすくなります。
浜松市内で参考になるデイサービス3施設
種類の違いを実感するには、実際の施設を見ながら考えるほうが分かりやすいです。わたしが情報を確認できた施設を3つ紹介します。いずれも詳細や空き状況は必ず直接問い合わせてください。
- デイフアイブ東町(リハビリ特化型)
- デイサービスセンター南風(一般型)
- 北斗わかば介護施設(デイサービス+病院隣接)
デイフアイブ東町は浜松市中央区東町にあるリハビリ特化型の通所介護施設です。理学療法士・作業療法士・看護師・柔道整復師が在籍し、個別の機能訓練プログラムを提供しています。個浴3室(リフト付きあり)で入浴にも対応。月曜から土曜(祝日も営業)、送迎あり。利用可能地域は浜松市中央区と磐田市の一部(詳細は要問合せ)。電話:053-427-1010。公式サイト:www.tanakaya-s.com
デイサービスセンター南風は浜松市中央区倉松町にある社会福祉法人ほなみ会が運営する通所介護施設です。曜日ごとに趣味活動のプログラムが設けられており、月曜から日曜の毎日営業している点が特徴。送迎はスタッフが自宅まで対応します。要支援1から要介護5が利用対象。電話:053-449-8101。公式サイト:www.h-minamikaze.com
北斗わかば介護施設は浜松市浜名区にある北斗わかば病院に隣接したデイサービスおよびデイケア施設です。認知症予防や機能訓練に特化したリハビリを提供し、土日祝も営業しています。サービス提供区域は浜名区全域と天竜区・磐田市の一部ほか。見学・体験も受け付けています。電話:053-588-5000。公式サイト:kaigo.hokuto-wakaba.jp
介護保険の認定を受けるまでの流れ
デイサービスを介護保険で利用するには、まず要介護認定を受ける必要があります。認定なしではサービスを保険適用で使えないので、施設探しと並行して手続きを進めることになります。
区役所の介護保険担当窓口、または地域包括支援センターで申請できます。郵送も可能。
調査員が自宅を訪問し、心身の状況を確認します。その後、介護認定審査会で審査。
原則30日以内に通知が届きます。要介護1〜5、要支援1〜2のいずれかに区分されます。
ケアマネジャーと相談しながらケアプランを作り、サービスの利用が始まります。
申請の窓口は、中央区なら長寿支援課(電話:053-457-2324)、浜名区は長寿保険課(電話:053-585-1122)、天竜区は長寿保険課(電話:053-922-0065)です。詳細は申請前に浜松市公式サイトで確認してください。
送迎の範囲と時間帯で確認したいこと
施設によって送迎の範囲が異なります。自宅が送迎エリアに含まれているかどうかは、見学前に電話一本で確認できます。
わたしが気になったのは、送迎の時間帯です。朝の迎えが早すぎると、準備が間に合わないケースもあります。特に一人暮らしの親御さんが対象の場合、何時ごろ迎えに来るか、帰りは何時ごろかを具体的に聞いておくと安心です。
入浴と食事で施設ごとに確認したい点
入浴介助には「入浴介助加算」という費用が別途かかる場合があります。毎日入浴できるか、週何回対応しているかは施設によって異なります。
食事は、提供している施設と提供していない施設があります。アレルギーや食形態(きざみ食・とろみ食など)への対応ができるかどうかも、最初に確認しておいたほうが後で迷いません。費用の詳細は各施設に直接問い合わせてください。
マッシュ入浴の回数と食事の対応は、見学より先に電話で聞けます
見学のときに見落としやすい確認事項
見学で施設の雰囲気を確かめることは大切ですが、当日は「きれいさ」や「スタッフの感じのよさ」に目が向きやすいと感じています。それ以外に、現場で確かめておける点がいくつかあります。
- 利用者の表情や過ごし方を見る
- スタッフの人数と対応の余裕感
- トイレや浴室の動線が使いやすいか
- 玄関から室内までの段差の有無
- 空き状況と次の見学可否の確認
空き状況は変動するため、気になる施設は早めに問い合わせることが現実的です。見学後に「やっぱりここにしたい」と思ったときに満員という状況は、実際によく起こります。
費用と介護保険の自己負担の関係
介護保険が適用されると、利用者の自己負担は原則として1割です(所得に応じて2割・3割の場合もあります)。1日あたりの基本費用に加え、入浴介助加算・個別機能訓練加算などが別途かかることがあります。
加算の種類や金額は施設によって異なります。見学や問い合わせの際に、月額の目安を具体的に聞いておくと、後から費用の見通しが立てやすくなります。正確な金額は各施設・各区役所窓口でご確認ください。
向かないケースと事前に整理したいこと
デイサービスが向かないケースもあります。医療的なケアが常時必要な方、重度の認知症で集団の場に強い不安を感じやすい方は、別の施設形態やサービスが適している場合があります。
また、本人が「行きたくない」という気持ちが強いまま無理に利用を始めても、続かないことが多いです。本人の意向を確認しながら、少しずつ話を進めるほうが、結果として長く使えることが多いと感じています。
迷っているうちに動けること、一つだけ
今日できる一歩として、住んでいる地域の高齢者相談センター(地域包括支援センター)に電話してみることをおすすめします。「まだ申請もしていないけれど」という段階でも相談を受け付けています。電話口で名前と地域を伝えるだけで始められます。
わたし自身、最初は「何を聞けばいいか分からないのに電話していいのか」と思っていました。でも実際に聞いてみると、「今の状態をそのまま話してもらえればいい」と言われて、少し楽になった記憶があります。準備が整っていなくても、話すだけで次が見えてくることがあります。
この記事が、浜松市でデイサービスを探し始めた方の手がかりになったらうれしいです。焦らずに、まず一本電話してみてくださいね。













