浜松市の保育料、無償化は3歳児クラスから|給食費や延長保育料は別

保育料を調べてみると、無料になる話と別に払う費用の話が混ざって出てきて、結局毎月いくらかかるのか見えにくいんですよね。入園を考え始めた家庭ほど、申し込みの前に家計の中で一度つかんでおきたくなる気がする。

地域情報メディア『ハママツノオト』のエリア担当ライター、マッシュです。わたしは出かける前に、まず道順と駐車場を確かめるたちです。制度の話も同じで、入り口が分かると気が楽になる。

この記事では、浜松市の保育料がどう決まるか、無償化で0円になる範囲、保育料とは別にかかる費用の順にたどります。金額は年度ごとに見直されるので、最後は市の最新の案内と見比べる流れ。

目次

認可保育施設の保育料は浜松市が決める

まず押さえておきたいのは、認可保育園や認定こども園の保育園部分などの保育料は、浜松市が決めた金額だということです。園ごとに自由に値段をつけているわけではありません。ここは認可外の施設と大きく違うところ。

対象は、認定こども園(保育所機能)、認可保育園、小規模保育や事業所内保育といった地域型保育。認可外保育施設は、料金の決まり方そのものが別です。

わたし自身、最初は園によって保育料が違うものだと思い込んでいました。調べてみると、園ごとに違ってくるのは保育料以外の費用のほう。そこを分けて考えただけで、頭の中が少し静かになった気がする。

0~2歳児クラスの保育料と所得の関係

0~2歳児クラスの保育料は、父母などの市民税の所得割課税額を合わせた金額で、17の階層に分かれています。年収ではなく税額で見る仕組み。同じ階層でも、保育標準時間か保育短時間かで金額が少し違います。

迷いやすいのが、住宅ローン控除やふるさと納税などの控除の扱いです。令和7年度の市の案内では、住宅ローン控除や寄附金控除は保育料の算定に反映させないとされています。通知書の最後の税額だけを見ると、実際より低く見積もりやすい話。

所得割課税額

住民税のうち、所得に応じてかかる部分の金額で、父母などの分を合わせて見ます。

保育標準時間

就労時間などに応じて認定される区分で、1日最長11時間まで利用できます。

保育短時間

同じく認定される区分で、1日最長8時間までの利用になります。

第2子と第3子以降

生計を一にするきょうだいのうち、最年長の子から順に数えます。

きょうだいがいる場合、令和6年9月からは年齢や所得に関係なく最年長の子から数え、第2子は概ね半額、第3子以降は無料という扱い。別居のきょうだいがいるときは申出書が必要です。

無償化は年齢ではなくクラスと施設で見る

無償化と聞くと「3歳になったら無料」と思いがちですが、浜松市の認可保育施設で無償になるのは3歳児クラスからです。年度の途中で3歳の誕生日を迎えても、その年度中は2歳児クラスの保育料がかかる扱い。誕生日だけで考えると、ここで思い違いが起きます。

マッシュ

3歳の誕生日と3歳児クラス、同じじゃないんですよね

0~2歳児クラスでも、市民税非課税世帯は保育料が無償です。認可外保育施設は、保育の必要性の認定を受けたうえで、3~5歳児は月3万7,000円まで、非課税世帯の0~2歳児は月4万2,000円までが上限。全額が0円になるとは限りません。

わたしなら、まずお子さんが来年度どのクラスになるかをカレンダーで数えるところから始めます。そこが分かると、無償化の話がぐっと自分の家のことになる。

保育料とは別にかかる費用の種類

保育料が0円になっても、毎月の支払いまで0円になるとは限らないという点は、先に知っておきたいところです。市の案内でも、延長保育料は保育料に含まれず、教材費や園服などの実費がかかる場合があるとされています。家計の話としては、ここからが本題。

費用の種類浜松市の案内での扱い
0~2歳児クラスの保育料所得割課税額と認定時間に応じて市が決定
3~5歳児クラスの保育料無償
0~2歳児クラスの給食費保育料に含まれる
3~5歳児クラスの給食費主食・副食・おやつとも自己負担(一部世帯は副食費免除)
延長保育料保育料に含まれず、施設ごとに設定
教材費・園服・父母会費など施設が設定する実費

わたしの家でも、妻と家計の話をするときは、毎月決まった支払いと月によって動く支払いを分けてノートに書きます。表の下の三つは、まさに動くほうに入る費用。

3歳児クラスからの給食費の扱い

見落としやすいのが給食費です。0~2歳児クラスの給食費は保育料に含まれていますが、3歳児クラスからは主食もおかずもおやつも無償化の対象外。保育料が0円になった月に、給食費だけが残る形になります。

副食費(おかず代)は、一部の世帯で免除があります。令和7年度の案内では、父母などの所得割課税額が5万7,700円未満(ひとり親世帯等は7万7,101円未満)の世帯や、第3子以降が対象でした。年度で見直されることもあるので、最新版で確かめたいところ。

免除の対象になると、市から通知が届く流れです。給食費の金額や払い方は園ごとに違うので、見学のときに聞いておくと家計の見通しが立てやすい。

延長保育を使う日の費用は別で考える

保育標準時間は1日11時間まで、保育短時間は1日8時間までが基本です。この枠を超えて預けると、延長保育料がかかる場合があります。料金も実施時間も、施設ごとの設定。

わたしが気になるのは、夕方の帰り道です。車で送り迎えをする家庭だと、平日の夕方は道の混み具合で園に着く時間が読みにくい。遅れそうな日が週に何回ありそうか、そこまで見込んで延長保育の回数を考えておけば無理がありません。

短時間から標準時間へ認定を変える場合は、申請の締切日によって適用が翌月か翌々月かに分かれます。働き方が変わりそうなときは、早めに市へ相談しておくと動きやすいですよ。

施設の種類で支払先や上乗せ費用が違う

同じ認可施設でも、保育料を払う先が違います。認可保育所は市へ払い、口座振替か納付書を選ぶ形。認定こども園や小規模保育、事業所内保育は施設への支払いで、方法や期限は施設ごとに決まっています。

認定こども園や小規模保育などでは、上乗せ徴収といって、施設独自の費用を別に求められる場合もあります。認可外保育施設は料金そのものが施設ごとの設定なので、認可施設と同じ表に並べて比べるのは少し無理がある気がする。

  • 保育料の支払先と引き落としの時期
  • 延長保育の実施時間と料金
  • 3歳児クラスからの給食費の月額
  • 教材費や園服、体操服などの実費
  • 父母会費や行事費があるかどうか
  • 上乗せ徴収があるかどうか

このあたりは市の案内だけでは分からない部分。わたしなら、駐車場の場所や停めやすさと一緒に、メモ帳の同じページに書いておきます。

保育料が9月と4月に切り替わる理由

保育料は、4月から8月までが前年度、9月から翌年3月までが当年度の市民税の税額をもとに決まります。つまり年度の途中、9月分から金額が変わることがある仕組み。入園したときの金額がそのまま1年続くとは限らないのですね。

わたしがここで一度止まったのは、4月の保育料が2年前の収入をもとにした税額で決まると気づいたときです。育休や転職で収入が動いた年があると、請求額と自分の感覚がずれやすい。税額の修正があった場合も、同じ年度内でさかのぼって変わることがあります。

今はちょうど9月の切り替えを過ぎたところ。手元に届いた金額が前と違っていても、この仕組みを知っていれば慌てずに済みます。

浜松市の公式情報をたどる順番

道順がややこしい店ほど行くのを迷うように、制度の情報も入り口が分かりにくいと調べる気が落ちてしまうもの。わたしは次の順番で見ていくと、途中で迷わずに済みました。

STEP
市の保育料表を開く

浜松市の公式サイトや子育て情報サイト「ぴっぴ」で、その年度の認可保育施設の保育料表を開きます。

STEP
通知書の所得割の欄を見る

父母それぞれの住民税の通知書を並べて、所得割の欄がどこにあるかを見ておきます。

STEP
無償化と副食費の案内を読む

お子さんのクラスと施設の種類に合わせて、無償化と副食費免除の案内を読みます。

STEP
園に保育料以外の費用を聞く

給食費や延長保育料、教材費などは、見学や説明会で園に直接聞きます。

分からないときの窓口は、浜松市こども家庭部の幼保支援課です。令和7年度の案内では、保育料の問い合わせ先として給付・事業グループ(053-457-2826)が載っています。担当や番号は年度で変わることもあるので、最新の案内を見てから電話するほうが話が早い。

保育料を調べるときにありがちな思い違い

計算ツールや年収別の目安を見比べて、数字がばらばらで不安になった方もいると思います。いちばん多いのは、年収だけで階層を決めてしまうこと。浜松市は税額で見るので、控除の状況によって同じ年収でも階層が違ってくる。

ほかにも、3歳の誕生月から無料になると思い込んだり、給食費まで無償だと考えたりしやすいもの。わたしも調べ始めたころは、認可外の施設も同じ扱いだと思っていました。どれも公式の案内を一度読めば、ほどける話です。

サイトごとに数字が合わなくても、焦らなくて大丈夫です。最後は浜松市の保育料表と自分の家の通知書、この二つに戻れば話がつながる。

この記事だけでは足りない家庭もある

ここまでの話は、浜松市が保育料を決める認可保育施設を中心にしています。企業主導型保育や認可外保育施設、幼稚園の預かり保育を考えている家庭は、料金も無償化の上限も別の仕組み。施設ごとの案内を別に読む必要があります。

保育の必要性があるかどうかや、どの認定になるかは、家庭の働き方によって違います。そこは市が判断する部分なので、この記事で当てはめるのは避けました。里親制度を利用している場合や、浜松市以外で認定を受けている場合も、担当の窓口に聞くのが近道。

保育料や免除の条件は、年度ごとに見直されることがあります。この記事の金額も、書いた時点で確認できた市の案内をもとにした目安という位置づけ。

保育料で迷っているみなさんへひと言

保育料のことは、全部を一度に分かろうとすると疲れてしまいます。まずは家にある住民税の通知書が、どこにしまってあるかを思い出すだけでも十分な一歩。そこから先は、市の保育料表と見比べていくだけです。

わたしは車で出かける前に、駐車場の場所だけは地図で先に見ておくほうです。それだけで当日の気持ちが楽になる。保育料も、入り口をひとつ知っておくと落ち着いて話を聞けると感じています。

今日か今週末に、住民税の通知書を一枚出して、所得割の欄に付箋を貼っておくだけで大丈夫です。市の保育料表を開いたとき、どこを見ればいいかがすぐ分かります。入園前の家計の話が、少し気楽な時間になったらうれしいなと思う。付箋一枚から、始めてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ハママツノオト」編集長・マッシュ

浜松市在住のマッシュです。地域情報メディア『ハママツノオト』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

注目記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次