免許を返納するかどうか迷うとき、手続きそのものより「返納してからの暮らしがどうなるか」で止まる方のほうが多いと感じています。浜松市は広く、中心部と郊外では車がなくなったあとの生活の見え方がかなり変わります。
地域情報メディア『ハママツノオト』のエリア担当ライター、マッシュです。わたし自身も平日は車で動くことが多く、「行きやすいかどうか」は気になる方です。この記事では手続きの窓口、運転経歴証明書の扱い、返納後の移動手段を順番に整理しています。
よくある勘違いや、家族が代わりに調べるときに気をつけたい点も一緒に触れています。
返納を調べる人が最初に迷う場面
家族の中で返納の話が出たとき、多くの場合「どこで手続きするのか」より先に「返納したあと、どうやって病院や買い物に行くのか」が気になるようです。
手続きの場所は調べれば分かりますが、返納後の暮らしの見通しは情報がバラバラになりやすい。そこで迷いが長引く感じがします。
浜松市での返納手続き窓口と受付時間
浜松市で免許を返納する場合、大きく分けて「西部運転免許センター」と「管轄の警察署」の二通りがあります。いずれも平日のみの受付です。
- 西部運転免許センター
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浜名区小松3220。平日9時30分~11時30分、13時30分~15時30分。運転経歴証明書は即日交付。
- 浜松市内の警察署
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平日9時00分~11時30分、13時00分~16時00分。運転経歴証明書は即日交付。
警察署は免許センターより午後の受付が30分ほど長い分、仕事帰りや用事のついでに動きやすいケースもあります。
浜北警察署は対象外という落とし穴
見落としやすいのが、浜北警察署では返納手続きを受け付けていないという点です。西部運転免許センターが浜名区にあるため「浜北区なら浜北警察署でいいか」と思いやすいのですが、公式サイトでははっきり「浜北警察署を除く」と記載されています。
浜北区にお住まいの方は、西部運転免許センターか、管轄外でも受け付けてもらえる別の警察署へ行く必要があります。わたしも調べていてここで一度止まりました。事前に静岡県警のサイトで確認しておくと安心です。
手続きのとき何を持っていくか
本人が手続きに行く場合は、持ち物がシンプルです。免許証を忘れると受け付けてもらえないので、前日に確認しておくと当日に焦らなくて済みます。
- 運転免許証(マイナ免許証の方は2枚とも)
- マイナンバーカード(経歴情報を記録したい方)
- 手数料(運転経歴証明書を申請する場合)
免許証を紛失している場合は、警察署では受け付けられず、西部運転免許センターのみ対応します。その場合は身分確認書類と申請用写真も必要になるので、事前に電話で確認しておくほうが確実です。
運転経歴証明書が何に使えるか
返納手続きと一緒に申請できる「運転経歴証明書」は、免許証に代わる写真付きの公的身分証として使えます。返納後にパスポートがないと困るという方に特に関係してくる書類です。
手数料は1,150円(2026年2月時点の静岡県警公式情報)。返納から5年以内が申請期限なので、返納と同日に申請しておくのが一番手間がありません。
運転経歴証明書を提示すると、浜松市内のタクシー会社や飲食店、眼鏡店などで割引が受けられます。制度の内容は変わることがあるため、最新情報は静岡県警の「自主返納者等サポート事業」ページで確認してみてください。
家族が代わりに手続きするときの注意
代理申請は全部取消し(取得した免許をすべて返納するケース)のみ対応しています。一部の免許だけを返す場合は、本人が窓口に行く必要があります。
代理申請に必要な書類は本人申請より多め。委任状兼確認書と代理人誓約書は静岡県警のサイトからダウンロードできます。印刷して記入してから行くと当日がスムーズです。
返納後の移動手段を先に見ておきたいとき
返納するかどうかより先に「返納後の移動がどうなるか」を整理したいという方が多いと思います。浜松市は広いので、中心部と郊外では使える交通手段が変わります。
遠鉄バスの路線図で、自宅から乗れるバス停と行き先を先に把握しておきます。
病院・スーパー・役所など、月に数回行く用事のルートを一つずつ確認します。
バスやタクシーでは行きにくい場所や時間帯を洗い出し、代替手段を考えます。
この順番で見ていくと、「どこが不便になるか」が具体的に見えやすくなります。全部の用事がバスで解決する地域もあれば、タクシーや移動スーパーを組み合わせて考える必要がある地域もある。
中心部と郊外で移動環境がかなり違う
浜松市の中心部は遠鉄バスや遠鉄電車が比較的使いやすく、免許を返納した方向けのシルバーワイドフリー定期券(60歳以上が対象)の初回半額特典もあります。
一方、天竜区や北区の一部はバス路線が少ない。タクシーも使えますが、月に何度も乗るとなるとコストの見通しが変わります。こういうエリアにお住まいの方は、返納前に近隣の人の移動の実情を聞いてみるのも一つの手だと感じています。
よくある勘違いと気をつけたいこと
マッシュ返納は取り消せないので、後から後悔しないか確認してから動きたいですよね
迷いやすいのが「返納したらもう元には戻せない」という点です。自主返納は申請取消しができないため、「やっぱりまだ乗れる」と思っても免許の復活はできません。手続きの前に、生活の用事を一通り書き出してみる価値があります。
また、「土日に手続きできる」と思って行ったら受け付けていなかった、というケースも多いようです。警察署も運転免許センターも、基本は平日のみ。日曜窓口は月に1回ある場合がありますが、詳細は西部運転免許センター(電話:053-587-2000)に事前確認を。
公式情報をどこで確認するか
制度の内容や特典サービスは変更になることがあります。最終的には静岡県警察の公式サイトで確認するのが一番確実です。
- 静岡県警察「運転免許証等の返納・抹消」ページ
- 静岡県警察「自主返納者等サポート事業」ページ
- 西部運転免許センター(電話:053-587-2000)
特典のサポート店一覧は静岡県警のサイトで毎年更新されています。印刷して手元に置いておくと、返納後に確認しやすいです。
今日から一つだけ動いてみるとしたら
返納するかどうかをまだ決めていなくても、「よく行く場所へのバスのルート」を一つだけ調べてみることはできます。今週末、スマートフォンで一か所だけ調べてみるだけで、「思ったより動けそう」か「この用事だけはタクシーが必要」かが具体的に見えてきます。
わたし自身、「行くまでの道がどうなっているか」を先に見ておくと、その後の判断がずいぶん楽になると感じています。手続きの準備より、返納後の生活の見通しを先に一つ持っておくほうが、迷いが減りやすいと思うんですよね。
手続きの詳細は動き出してから確認すれば間に合います。まず「どの用事が変わるか」をメモに残すところから始めてみてくださいね。













