「払えないままにしておくのは不安だけど、どこへ行けばいいか分からない」という状態で検索している方、多いと思います。未納のままにしておくより申請できる制度がないか調べたい。そういう気持ちで動き出したなら、順番さえ分かれば、次の一歩は見えてきます。
浜松市在住ライターのマッシュです。地域情報メディア『ハママツノオト』で、くらしまわりの手続きや制度を調べては記事にしています。わたし自身、こういう制度は「どこで何を確認するか」が見えないと動けないタイプなので、まず窓口と手続きの流れを先に整理するようにしています。
この記事では、免除・納付猶予・学生納付特例の違いから、浜松市での手続き先、必要書類、申請時期、追納と未納との関係まで順番に整理します。
免除申請で確認したい三つの制度
国民年金保険料が払えない、または払いにくい状況にあるとき、選択肢になるのが「申請免除」「納付猶予」「学生納付特例」の三つです。名前が似ていますが、対象者と年金額への影響が違います。
まずこの三つのどれに当てはまりそうかを見るのが、わたしが先に確認するようにしていることです。
免除と納付猶予はどこが違うか
申請免除は、全額または一部の保険料が免除される制度です。免除された期間は受給資格期間に算入され、全額免除なら老齢基礎年金額の2分の1相当が反映されます。
納付猶予は「払うのを後回しにする」仕組みで、免除とは扱いが異なります。猶予期間は受給資格期間に入りますが、老齢基礎年金の計算には反映されません。後から追納して初めて年金額に加算される仕組み。50歳未満が対象で、世帯主の所得は審査対象外です。
学生納付特例が違うのはここです
学生納付特例は、在学中の保険料を猶予する制度で、所得審査の対象が本人だけという点が一般の免除・猶予と大きく違います。親や世帯主の収入は関係しません。
対象は学校教育法に定められた大学・短大・高等学校・専修学校などで、前年の本人所得が128万円以下(扶養親族のいない場合)が基準です。申請書は学校の窓口でも受け付けていることがあります。ただし、対応できる学校は日本年金機構が認めた学校に限られます。
浜松市で手続き先を確認するとき
浜松市内で窓口申請する場合は、区役所・行政センター内の国民年金担当か、支所・市民サービスセンターが対応しています。ただし、一部取り扱いのない窓口もあります。
- 中央区(中央福祉事業所 保険年金課)
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中央区役所内 電話:053-457-2211
- 浜名区(浜名福祉事業所 長寿保険課)
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浜名区役所内 電話:053-585-1125
- 天竜区(天竜福祉事業所 長寿保険課)
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天竜区役所内 電話:053-922-0021
年金事務所で手続きしたい場合は、浜松東年金事務所(中央区天龍川町188)が管轄です。JR天竜川駅から徒歩5分、駐車場25台あり。受付は月曜から金曜の8時30分~17時15分、週初の開所日は19時まで、第2土曜は9時30分~16時です。
マッシュ窓口か年金事務所か、行く前に電話で確認しておくと安心です
申請時に持っていくものを確認する
基本的に必要なのはマイナンバーまたは基礎年金番号が確認できるものです。申請の種別によって追加書類が変わります。
- 失業の場合:離職票や雇用保険受給資格者証
- 災害の場合:り災証明書(写し可)
- 産前産後免除:親子健康手帳など出産日が分かるもの
- 学生納付特例:学生証(写し)または在学証明書
申請書は窓口で記入できるので、事前に印刷して持参する必要はありません。マイナポータルからの電子申請にも対応しています。
申請時期と対象期間の関係
申請免除と納付猶予は、毎年7月から翌年6月が一期間です。7月になったら現年度分の申請ができます。学生納付特例は4月から翌年3月が対象期間。
見落としやすいのが、遡及申請の期限です。申請が遅れても、申請時点の2年1か月前までさかのぼれます。ただし、遡及している間に万一のことがあると障害年金等を受け取れないケースがあるため、気づいたときに動いておくほうが安心です。
所得基準で自分に当てはまるか見る方法
全額免除・納付猶予の基準は「(扶養親族等の数+1)×35万円+32万円」以内です。扶養親族が0人なら67万円以内が目安。一部免除(4分の3、半額、4分の1)は段階ごとに基準が上がります。
免除申請は本人・配偶者・世帯主の所得が対象ですが、納付猶予は本人と配偶者だけで審査されます。世帯主の収入が多くて免除を受けにくかった場合でも、納付猶予は対象になる可能性があります。
追納を考える前に知っておきたいこと
免除や猶予が認められた期間は、10年以内であれば後から追納できます。追納すると老齢基礎年金の減額を補えます。ただし、免除から2年を超えると年ごとに加算金がつきます。
追納は「しなければならない」ものではありません。生活が落ち着いてから検討するものです。まず申請して、そのあとで追納するかどうかは別で考えられます。
未納とは何がどう違うか
未納は申請も猶予もせずに保険料を払っていない状態です。受給資格期間に算入されず、老齢基礎年金の計算にも入りません。未納のままだと障害年金や遺族年金の受給資格にも影響します。
免除・猶予はいずれも申請して承認されれば受給資格期間に算入されます。状況が当てはまるなら、未納より申請の有無だけでも確認する価値があります。
よくある失敗と見落としやすい注意点
迷いやすいのが、一部免除(半額納付など)の扱いです。承認されても、残りの保険料(半額分など)を期限内に納めないと未納扱いになります。承認=全部解決ではない点は先に知っておくと安心です。
全額免除・猶予で継続申請を希望していても、失業特例で承認された場合などは翌年も改めて申請が必要です。
審査の結果が却下になると、免除は適用されません。通知書が届いたら内容を確認する必要があります。
今年の収入ではなく前年の所得が基準です。1月から6月申請の場合は前々年の所得が対象になります。
公式情報はどこで確認するか
制度の所得基準や手続きは変わることがあります。浜松市のウェブサイト(保険・年金のページ)と日本年金機構のページが一次情報です。電話で確認したいなら、国民年金の免除・学生納付特例については「ねんきん加入者ダイヤル(国民年金)0570-003-004」が窓口になります。
窓口へ行く前にざっくり確認したいという場合は、日本年金機構の「ねんきんチャットボット(24時間対応)」も使えます。
迷ったときにわたしが先に動くこと
申請できるかどうかより先に「窓口の場所と持ち物」を調べると、動くイメージがつかみやすいと感じています。今日時間があれば、浜松市のウェブサイトで自分の区の担当窓口の電話番号だけでもメモしておくと、それだけでかなり気持ちが楽になります。
制度の種類が多くて「自分はどれに当てはまるか」が分かりにくいのは当然なんですよね。わたしも最初は免除と猶予の違いが整理できていなかったので、窓口で直接聞いて確認したことがあります。窓口のスタッフに「自分の状況を話して、どの申請になるか教えてほしい」と伝えるだけで、案内してもらいやすいです。
週末や仕事帰りに「とりあえず持ち物を確認する」だけでもいい。申請するかどうかは、その後に決めればいいと思っています。一歩だけ動いてみてくださいね。













